[仏大統領選、マクロン氏支持率上昇]というブレイン報道

 


仏大統領選、マクロン氏支持率上昇 ウクライナ危機の対応評価

ロイター 2022/03/01

仏週刊誌「パリ・マッチ」の委託によりIFOPが1500人を対象に実施した4月10日の大統領選挙第1回投票に関する世論調査で、マクロン大統領の支持率がこれまでの最高となった。ウクライナ危機で果たした役割が評価されている。

マクロン氏の支持率は2ポイント上昇して28%と、定期調査が始まって以来の最高を付けた。2位の極右マリーヌ・ルペン氏は0.5ポイント低下の16%、3位のエリック・ゼムール氏は1.5ポイント低下して14%、中道右派のバレリー・ペクレス氏は1ポイント低下して13%となった。

マクロン氏は2月にモスクワでプーチン・ロシア大統領と会談したほか、ここ数週間はプーチン氏や世界の他の指導者らと長時間電話で対話するなど、ウクライナでの戦争回避に向けた欧州の取り組みを主導した。

一方、ロシア寄りとされる右派候補はロシアのウクライナ侵攻で劣勢に立たされた。

マクロン氏は公式に立候補を表明していないが出馬するとみられており、4月24日の決選投票ではルペン氏を56.5%対43.5%で下すと予想されている。

週末に行われたハリス・インタラクティブの世論調査では、回答者の58%がマクロン氏のウクライナ危機対応を評価。約3分の2がウクライナ危機が投票に影響すると回答した。