エド・ダウド氏が「今は信用破壊サイクルの始まりにいる」と警告





信用破壊サイクルの始まり – エド・ダウド

usawatchdog.com 2025/12/13

At the Beginning of Credit Destruction Cycle – Ed Dowd

元ウォール街の資産運用マネージャー兼金融アナリスト、エド・ダウド氏は 9月に、「パニック利下げサイクルの始まり」だと警告した。 この予測以来、FRBは 3回利下げを実施した。ダウド氏の予測は正しかったようだ。

では、パニックはいつ始まるのだろうか? ダウド氏はこう言う。「パニックは、銀行や株式市場に何らかの動揺が生じたときに始まる。そして、それは…」

民間信用が最初に問題を示す。 トリコロール・ホールディングス(サブプライム自動車ローン) が破綻し、 ファースト ・ブランズ(破産)も 破綻した。これらはすべて民間信用によるものだ。 プリマレンド(破産)のような他の貸金業者も破綻し始めている。民間信用はまさにサブプライムと同じだ。ジェンガ型の信用連鎖の中ではそれほど大きな部分を占めているわけではないが、連鎖的な影響を引き起こすには十分だ。

つまり、私たちは今、信用破壊サイクルの始まりに立っ ている。消費者のクレジットカードの延滞率は過去最高に近づいており、自動車ローンの延滞率も過去最高に達し、そして次は住宅ローンの延滞率も高まるだろう

人々はまずクレジットカードの支払いをやめ、次に自動車ローンの支払いをやめ、最後に住宅ローンの支払いをやめる。

レイオフが加速しており、Amazon、UPSなど、すでに注目を集めているレイオフが数多く実施されててるが、ひとたびそれが始まれば、延滞率はさらに上昇するだろう。

ダウド氏は住宅価格が大幅に下がると予想している。ダウド氏は言う。

売りに出されている住宅と売れた住宅の間には明確な問題があり、家を売りたい人はたくさんいるが、買う人は多くないということだ。

在庫は増え続けている。…この状況が解消される唯一の方法は価格だ。住宅価格は下落している。

不法移民のせいで、集合住宅の過剰建設が起こった。それらの取引は破綻し、行き詰まっている。

家賃は下がっている。すべてがゆっくりと間違った方向に進んでおり、2026年には主流の話題になるだろう。

効果を上げているのは貴金属、特に金だ。 ダウド氏は、金の輝きがすぐに失われるとは考えていない。ダウド氏はこう語る。

何らかの信用危機が発生した場合、人々は売れるものは売るが、欲しいものは売らないという状況で、一時的に金が売られる可能性がある。長期的には、チャート上では 2030年までに金は 1オンスあたり 1万ドル (現在は 4400円前後)に達すると見込まれる。あらゆる要素が、根本的にも技術的にも、私たちをその方向に導こうとしている。 彼らは金を Tier 1 (階層構造の最上位)資産に押し上げたのだ。

これにより、銀行システムで再び金が資金源となる。…私は近いうちに金の現物保有を恐れて手放すことはないだろう。

ダウド氏は機関投資家向けに中国に関する最新の分析を発表した。 中国は誰も想像できないほど脆弱だ。ダウド氏はこう述べている。

中国は長期的な構造問題を抱えているだけでなく、 私たちの報告書は 、今まさに始まり、2026年にかけて加速するであろう不動産危機の極めて深刻な側面を指摘している。…中国は甚大な苦境に立たされている。 私たちは多くの人が考えている以上に多くの交渉材料を持っている。 それだけに、『中国がすべてのカードを握っていて、トランプは窮地に陥っている』といった話を聞くと、思わず笑ってしまう