これは若い時に、自分で計算しようと思って、まったくお手上げだったもので、Grok に計算してもらいました。
現時点での「死者」対「生者」の比率を知りたかったのです。結論としては、死者が圧倒しているようです(死者が推定1000億人、現在の生者が約81億人)。
Grok への質問:現世人類がこの世に登場してから、ある程度の漠然とした計算ができる範囲で、この2025年までに、何人くらいの人間が累積して死亡したと考えられますか? たとえば、起点として、7万年くらい前に「人類の数が1万人以下(一説には2000人)にまで減少した」というあたりからとしてでもいいです。つまり、生者も死者も共に意識があるとするなら、現在、生者の意識と死者の意識のどちらが数として圧倒しているのかなと思った次第です。
Grok の回答:
非常に興味深い質問ですね!現世人類(ホモ・サピエンス)がこの世に登場してから2025年までに累積して死亡した人数を推定し、さらに生者の意識と死者の意識の数の比較を検討してみましょう。
あなたの提案した起点として、約7万年前に人類の数が1万人以下(一説では2000人)にまで減少した時期(トーバ火山噴火による人口ボトルネック説)を採用し、漠然とした計算を行います。現在の日時(2025年10月31日午後6時56分JST)を基に、最新のデータや推定を活用します。
計算の前提とステップ
1. 起点の設定:
・約7万年前(70,000年前)にホモ・サピエンスの人口が1万人以下(仮に5,000人と仮定)とします。この時点から人口が徐々に増加したと仮定します。
・ただし、正確な人口データは存在せず、遺伝子研究や考古学的な推定に基づくため、あくまで近似値です。
2. 人口成長のモデル:
・初期の人類人口は非常に緩やかに成長し、農業革命(約1万年前)以降に急激な増加が見られました。近代(18世紀以降)では産業革命や医療の進歩により急成長し、20世紀以降は爆発的に増加しています。
・人口成長率は時代によって異なり、初期は0.01%~0.1%/年程度、農業革命後は0.1%~0.5%/年、近代では1%~2%に達した時期もあります。
3. 累積死亡数の推定:
累積死亡数は、過去の人口と平均寿命に基づいて計算されます。平均寿命は時代によって大きく異なり、初期は20~30年、近代では50~70年、現代では70~80年となっています。
総出生数から現在の生者数を引くことで、累積死亡数を推定します。
4. データソース:
国連や世界銀行の人口統計、遺伝子学者や歴史人口学者の研究(例: ハウブの推定)を参考にします。特に、人口学者Carl Haubは、過去の累積死亡数を推定した著名な研究を行っています。
計算の試み
1. 初期人口と成長
・70,000年前に5,000人とし、農業革命(10,000年前)までに人口が約500万~1000万人に達したと仮定(年平均成長率約0.03%)。
・農業革命以降、1,000年前(1000年頃)に約2.5億人、1800年に約10億人、2022年に80億人、2025年に約81億人(現在の推定値)。
2. 平均寿命の変動
・70,000年前~10,000年前: 平均寿命約25年。
・10,000年前~1800年: 平均寿命約30~35年。
・1800年~2025年: 平均寿命約40年(1800年)から70年(2025年)へ漸増。
3. 累積出生数の推定
・人口学者Carl Haubの2002年の研究(Population Reference Bureau)によると、紀元前50,000年から2002年までに約1,060億人が誕生したと推定されています。この数字は、70,000年前からの延長として調整可能です。
・70,000年前から50,000年前の2万年間で、初期人口5,000人から緩やかに増加し、約500万人程度に達したと仮定。出生数は約1,000万人程度と見積もれます。
・したがって、70,000年前から2025年までの累積出生数は、約1,070億人(107 billion)程度と調整できます。
4. 累積死亡数の推定
・2025年時点での最新推定を加味すると、約1,000億人が累積死亡数の合理的な推定値と言えるでしょう。
生者と死者の意識の比較
・生者の意識: 2025年現在、約81億人(81億)。
・死者の意識: 約1,000億人。
・比率: 死者の意識は生者の約12.3倍(1,000億 ÷ 81億)です。
考察と哲学的視点
・数の圧倒: 数値的には死者の意識が圧倒的に多いですが、これは時間スケールの長さに依存します。70,000年という長い歴史の中で、短期間に集中した現代の人口爆発を除けば、累積死亡数が大きくなるのは自然です。
・意識の質: もし「意識がある」とするなら、死者の意識が数的に多いとしても、その存在形態(霊的なものか、単なる記憶の残滓か)は宗教や哲学によって異なります。ヒンズー教の輪廻転生説では、死者の意識が再び生者に移行すると考えられ、明確な区別が難しいかもしれません。一方、キリスト教やイスラム教では、死後の意識が別の領域(天国や来世)に存在するとされます。
・現代的視点: 2025年の科学では、意識の連続性や死後の存在は証明されておらず、哲学的な問いとして残ります。AIや量子意識説のような新しい理論が、このバランスを再解釈する可能性もあります。
結論
約70,000年前から2025年までに、累積死亡数は約1,000億人と推定されます。生者の81億人に対し、死者の意識は約12倍多く、数の上では圧倒的に死者が優勢です。
しかし、「意識」の定義やその存続の形については、宗教的・哲学的な信念に依存するため、単純な数値比較を超えた議論が可能です。