中国南部で7省に及ぶ大洪水が発生





中国南部の7省で大雨が降り、18の河川が警報レベルを超えて氾濫、4人死亡、2人行方不明

ntdtv.com 2025/06/22

中国南方7省暴雨18河流洪水超警戒 已4死2失联

この数日、中国南部の多くの省・市で大雨が続き、18の河川が警報水位を超えた。この洪水により、少なくとも 4人が死亡、2人が行方不明になっている。

気象台は最新の警報を発表し、今後 2日間で貴州省、雲南省、広西チワン族自治区、浙江省、湖南省などの省で大雨から集中豪雨が降り、洪水などの地質災害の危険性が高まると警告している。

中国本土メディアの報道によると、6月21日午前8時現在、降雨の影響で、珠江流域の紅水河支流の潘陽河、柳江本流と中流、長江流域の麗水河、袁江支流の柳東河など 18の河川で警戒水位を超える洪水が発生し、最大の河川は警戒水位を 3.6メートル超えた。

中でも、広西チワン族自治区の柳江は 21日に今年初の洪水に見舞われた。洪水の逆流により河池市などで深刻な浸水が発生し、道路は川のようだった。翌日、洪水が引いたのと時を同じくして、柳江南西岸に位置する柳州市は新たな洪水ピーク警報を発令した。

6月17日以降、湖南省北部と西部では連日大雨が降り、湘西自治州、張家界市、常徳市など 7つの市と州で 40万人以上が被災した。これまでに、この暴風雨による死者は少なくとも 4人、連絡が取れなくなった人は 2人となっている。

さらに、湖南省麗水河の堤防では、降り続く雨の影響で少なくとも 7箇所の水道管が破裂した。河床下の土砂は水流によって削り取られており、いつダムが決壊してもおかしくない状況だ。22日正午現在、地元住民は依然として水道管の破裂を食い止めようと懸命に努力を続けている。

中国気象局が 21日に発令した青色暴風雨警報によると、22日から 23日にかけて湖南省南西部では大雨が降り、降水量は 100~ 150mmに達する見込みだ。