スペイン全土で再び大規模なブラックアウト。スマートフォンもインターネットもすべて使用不可の状態に陥る

スペイン全土で停電が発生したのが 4月28日のことで、まだ 1カ月経っていないですが、今度は、モバイルネットワークが完全にダウンしたようです。





スペイン、全国的な停電からわずか4週間で電話とインターネットが使えなくなる

LBC 2025/05/20

Spain struck by phone and internet blackout – just four weeks after nationwide electricity outage

スペイン全土で停電が発生してからわずか4週間後、スペイン全土の携帯電話ネットワークがダウンした。

モビスター、オレンジ、ボーダフォン、デジモービル、O2など、スペインの主要プロバイダーはすべて障害の影響を受けている。

ネットワークの状況をリアルタイムで報告しているダウンディテクターのウェブサイトによると、現地時間の午前5時ごろから始まった停電の影響で、顧客は電話をかけることも、テキストメッセージを受信することも、モバイルデータを使用することもできていない。

この状況は国内のほとんどの地域に広がっており、マドリード、マラガ、バルセロナ、バレンシア、ムルシア、セビリア、ビルバオなどすべての主要都市で問題が報告されている。

全国の人々が信号なし、完全な停電、インターネットの問題を報告している。

停電は緊急サービスの電話回線にも影響を及ぼし、ヨーロッパ全域の緊急電話番号 112がスペインの一部地域で接続不能となった。

一部の企業ではシステムが完全にフリーズしてしまい、ソフトウェアをロードしたりコンピューターに接続したりすることができなくなった。

この問題はスペインのモバイルネットワークの大半を運営するテレフォニカのシステムにおける重大な不具合から生じたようだ。

この多国籍企業はスペインで第2位の規模を誇り、18か国で通信事業を展開しており、世界最大級の電話会社およびモバイルネットワークプロバイダーの一つとなっている。

報道によると、この通信大手は計画通りに進まないネットワークアップデートを実施し、最終的にスペインの住民数百万人に全国的な停電を引き起こすことになった。

同社の広報担当者はスペインの新聞ABCに対し、この問題はネットワークアップデートの失敗が原因であり、同社のエンジニアらが問題の解決に取り組んでいると語った。

これは、4月下旬にスペインで国家的な災害が宣言されてからわずか数週間後のことだ。

スペイン政府は4月の停電の原因がサイバー攻撃によるものではないと主張した。