イスラエルが「ガザの完全占領計画」を全会一致で承認





イスラエルの新たな攻撃の目的はガザの「完全占領」だとイスラエル閣僚は述べる

MEM 2025/05/05

Goal of Israel’s renewed assault is ‘complete occupation’ of Gaza: Israeli ministers

アナドル通信によると、イスラエルのミキ・ゾハル文化大臣は月曜日 (5月5日)、イスラエルの新たな攻撃の目的は「ガザ地区の完全占領」であると述べた。「他に選択肢はない」

イスラエルの大臣は、現在進行中の軍事攻撃により、パレスチナ組織ハマスはイスラエル人捕虜を解放し、ガザ地区外に亡命せざるを得なくなるだろうと主張した。

ネタニヤフ首相の事務所は月曜日早朝、イスラエル安全保障閣僚会議がガザ地区への継続中の軍事攻撃を拡大し、同地区内の領土を占領する計画を全会一致で承認したと発表した。

一方、極右のベザレル・スモトリッチ財務大臣は、イスラエル軍はガザから撤退しないと述べた。

「我々はついにガザ地区を占領する。『占領』という言葉を恐れるのはもうやめよう」とスモトリッチ氏はイスラエルのチャンネル13に語った。

「我々はついにすべての人道支援物資がハマスへの供給物とならないように管理を掌握する」と彼は主張した。

イスラエルの推計によると、ガザには 59人の捕虜が残っており、そのうち 24人が生存しているとみられる。一方、パレスチナとイスラエルの人権団体によると、9,500人以上のパレスチナ人がイスラエル国内で過酷な状況下で投獄されており、拷問、飢餓、医療放棄などの報告もある。

2023年10月以来、イスラエルの攻撃によりガザでは 5万2500人以上のパレスチナ人が殺害されており、そのほとんどは女性と子どもだ。

国際刑事裁判所は11月、ネタニヤフ首相とヨアブ・ガラント前国防相に対し、ガザでの戦争犯罪と人道に対する罪の容疑で逮捕状を発行した。