インドがパキスタンへの水供給を遮断





インドがパキスタンへの水供給を遮断したと報道

RT 2025/05/04

India said to have cut water flow to Pakistan – media

先月の致命的なテロ攻撃の後、インド政府は、2つのライバル国間の水資源の共有を保証するインダス水資源条約を停止した。


ケララ州パタナムティッタ、マニヤールのカカッタル川沿いにあるマニヤールダムと水力発電所。

PTI通信は匿名の情報源を引用し、インドは同国領土から隣国パキスタンへの水供給を制限し始めており、今後同様の措置をさらに講じる予定だと主張した。

4月22日にインドのジャンムー・カシミール州で発生した致命的なテロ攻撃で、主に観光客を含む 26人が死亡して以来、両核保有国は戦争の瀬戸際に立たされている。

インド政府は、パキスタンが国境を越えた過激派の侵攻を幇助したと非難し、直後に重要な水資源共有協定であるインダス川水資源条約を停止した。パキスタンはこれらの疑惑を否定している。

インド最大の通信社 PTI は日曜(5月4日)、事情に詳しい匿名の情報筋の話として、インドはチェナブ川のバグリハールダムの水の流れを止めており、インドが管理するジャンムー・カシミール州北部のジェルム川のキシャンガンガダムでも同様のことを計画していると報じた。

5月3日の RT とのインタビューで、パキスタンの駐ロシア大使ムハンマド・ハリド・ジャマリ氏は「下流域の水を奪ったり、それを阻止したり、あるいは迂回させようとするいかなる試みもパキスタンに対する戦争行為であり、あらゆる武力で対抗することになるだろう」と警告した。

世界で最も水不足に悩まされている国の一つであるパキスタンは、農業、飲料水、さらには発電をインダス川に大きく依存している。

ある推計によると、インドが隣国パキスタンへの水供給を遮断した場合、パキスタンの農地の 80%以上が影響を受け、特に小麦、米、綿花などの主食が危険にさらされるとされる。