二十代によく聴いていた曲(41) Bow Wow Wow – エル・ボス・ディッチョ(1982年)

(コメント)最近、昔の知り合いなどと会うと、「初めて会ってから40年 (@_@)」ということに気づくこともありまして、自分も長いことないなあ、とか思う部分もあり、寝る前に思い出投稿をしようと思います。

Bow Wow Wow – El Boss Dicho(1982)

高校生の頃、知り合いが「こんなのあったべさ(北海道弁)」と持って来たのが、このバウ・ワウ・ワウの「 C30, C60, C90, G0 」という曲でした。もちろん、以下のようなプロモ映像などを見たのは、Youtube などが世に出てきてからです。

私 「わりといいべさ(北海道弁)」
相手「いいべ?(北海道弁)」

それから、何年経ったのかわからないですが、私は東京にいて、表現団体などをしていたのですが、ある公演のときに、「オープニングで使うのにピンと来るのがない」と悩んでいたときがありました。

基本的に気が違った殺人者たちのストーリーですが、明るい話でした。ですので、底抜けに明るい曲を探していました。

そのとき、スタッフの女性が「こんなのどうですか?」と持ってきたのが、以下の曲です。ボーカルのない曲です。

「これだよ、これ(もう北海道弁は抜けています)」

と、この曲を使ったのですが、

私 「でもさ、誰これ?」
相手「バウ・ワウ・ワウです。…えーと、エル・ボス・ディッチョという曲だそうです」
私 「え? あのバウ・ワウ・ワウ?」

と何年かぶりにその名前を聞いたのでした。

最初に聴いたときの後に、バウ・ワウ・ワウは、全米や全英で大ヒットを飛ばした曲をいくつも出していたそうなんですが、私はよく知りませんでした。

それだけの話なんですが、この世にインターネットだとか、Wikipedia などが出てきたときに知ったことは、最初の「 C30, C60, C90, G0 」という曲のときには、この女の子は、13歳かそこらだったようなんですね。

英語版の Wikipedia にはこうあります。

> バンドはリードシンガーを選ぶために6か月間のオーディションを開始した。タレントスカウトのデイブ・フィシェルは、ウェスト・ハムステッドのドライクリーニング店で働いていた13歳のルウィンがラジオに合わせて歌っているのを聞き、フィシェルはマクラーレンを説得して彼女のオーディションを受けさせた。 Wikipedia

ボーカルの女子は、アナベラ・ルウィンさんという方で、ミャンマー出身の子です。

しかし、このアナベラ・ルウィンさんの声はもう至宝の世界で、「よく見つけたもんだなあ」と思います。

ちなみに、「C30, C60, C90」というのは、当時、カセットテープを使っていた人には、そのままの世界で、C30 は「30分テープ」ということです。

この他に、45分テープとか 120分テープというのもありましたけれど、長くなればなるほど、音質が悪くなると共に、不安定になるものでした。

カセットテープの時代は、十数年は続いていましたかね。みんな「自分の好きな曲を入れた自分だけのカセットテープ」を作っていたものでした。

今でもいくつかのカセットテープを残していますが、数十年経つのに、そんなに音質が劣化していないものもあるということには驚きます(大変に劣化しているものもありますが)。

カセットテープの編集は時間がかかるだけに、それぞれが貴重なものだったりしました。