「桜と雪が同時に」:ソウルで1907年以来初の4月中旬の雪が降る
Korea JoongAng Daily 2025/04/13
‘Cherry blossoms and snow at the same time’: Seoul sees first mid-April snow since 1907

4月12日の土曜日、ソウルでは春の訪れが一変した。1907年以来となる 4月中旬の雪が降り、桜の名所だったはずの一日が路面凍結の一日へと変わったのだ。
日中の気温は 20℃を超えていたが、土曜の夜から数時間のうちに寒さ、強風、雹、路面凍結へと変わり、天候は急激に変化した。
ソウル中心部の鍾路区松月洞では、土曜の夜から日曜の朝にかけて積雪が最大 0.6センチに達し、1931年4月6日の 2.3センチに次ぐ 4月の積雪量として 2番目に多い記録となった。
京畿道水原市でも土曜、同市が気象観測を始めた 1964年以降で初となる 4月中旬の降雪が観測された。
日曜の全国の最低気温は 0.1~ 6.7℃で、前日の 14.3~ 24.7℃とは対照的だった。

日曜日のソウルの気温は 1.1℃まで下がり、強風の影響で体感温度はマイナス 2.4℃となった。
ソーシャルメディアのユーザーたちは、雪に覆われた桜の写真や動画を夜通し投稿した。
「桜と雪が同時に見られるのは不思議な感じだ」とあるユーザーはコメントした。
韓国気象庁の当局者は日曜日、「上空には氷点下 30℃以下の寒気が流れ込み、大気が不安定になった」と述べた。「その結果、一部地域では突風、雷雨、稲妻、さらには霰(あられ)も発生した」。
強風により、全国的に気象注意報が発令された。
ソウル首都圏、忠清南道、西海岸、東海岸には風注意報が発令され、全海域には公波注意報が発令された。
江原道永東地域では突風が最大秒速 24メートルに達した。
黄砂も風とともに吹き付けた。黄砂は渤海北西部で発生し、日曜日に韓国西海岸に到達し、ソウル大都市圏を覆った。
気象庁は、ソウルで 1立方メートルあたり 124マイクログラムの黄砂を記録したが、これは国内最高値である。黄砂は月曜日までに消失すると予想されている 。