米ポートランド都市圏で「抗生物質に耐性がある赤痢菌」感染者が急増

いろいろな理由はあるのでしょうが、2023年から急増しているということは、免疫の低下云々も関係していそうです。





ポートランド都市圏で赤痢の症例が増加、保健局が報告

KOIN 06 2025/02/27

Dysentery cases rise in Portland metro area, health department reports

マルトノマ郡保健局が最近発表したデータによると、ポートランド都市圏で赤痢が増加している。

細菌性赤痢としても知られる赤痢は、発熱、けいれん、嘔吐、下痢を引き起こす、感染力の強い細菌性疾患である。保健当局によると、感染者の排泄物を口に入れると、人から人へと非常に簡単に感染する。

保健局によると、オレゴン州では 2種類の赤痢菌が蔓延している。どちらの菌株も重度の下痢を引き起こす可能性があるが、当局はより重篤な病気や致命的な病気を引き起こす菌株をまだ見ていない。

しかし、当局はマルトノマ郡で蔓延している菌株がいくつかの抗生物質に耐性があることを指摘している

当局によると、マルトノマ郡では 2012年以降、赤痢菌感染症の症例が増加している。

しかし、郡が 2017年から 2024年にかけて収集した赤痢症例に関する保健局のデータでは、2023年から 2024年にかけて症例数が著しく増加していることが示されている。さらに、2025年1月には 40件の症例が報告されている。

郡によれば、この 7年間の症例の 91%は人から人への感染によるもので、密接な接触による糞口感染が記録された症例全体の半分から 3分の2以上を占める可能性があると付け加えた。

しかし、郡当局によると、最近の一連の感染者のうち 56%はホームレスの人々で、55%はメタンフェタミンや麻薬の使用が報告されている。また、住居のある社会集団と住居のない社会集団の間で薬物使用が広がっていることも判明した。