Yahoo のニュースのトピックスを見ていましたら、「米がウへの軍事支援停止検討 報道」というのがトップだったんですよ。「ウへの」ですよ。ウですよ、ウ。
報道そのものは、毎日新聞の「米国が軍事支援停止検討 会談決裂でウクライナに暗雲」というもので、タイトルそのものものの報道ですが、それより、この見出しを見て、
「そっかあ、ウクライナって、『ウ』だけで通じるんだ」
と感銘した次第です。
「う」だけといいますと、思い出しますのは、日本稀代の漫画家の方だと私が認識している大島弓子さんの 1987年に出版された『秋日子かく語りき』に収録されている「ロングロングケーキ」という漫画を思い出します。
表題作品の「秋日子かく語りき」は、もちろん名作中の名作ですが、私は「ロングロングケーキ」という作品が好きで、ここには「宇」さんと呼ばれるようになる宇宙人が出てきまして、後に精神疾患と診断されて精神病院に入ることになる主人公の男性が「宇」さんに恋をするのです。
この作品は、「無数に存在する多次元宇宙と夢の関係」を突きつめたということでも、若い私に感銘を与えたものでしたけれど、それはともかく、「宇」さんは「実体を持たない」存在で、相手が持つイメージを物体化して現れます。
しかし、どこまでいっても、実体はないのです。
ともかく、ストーリーの終盤は、「多次元宇宙を宇さんを求めて、夢の中を探し回る(つまり、ずっと眠っている)主人公」の光景にうつり、何千何万の多次元宇宙の中で、主人公はやっと「宇」さんを見つけるのです。
大島弓子さんの作品には感銘を受けたものが多く、「ダリアの帯」(1985年)という作品にも相当感動しました。
探しますと、12年くらい前の In Deep の前の「巨大なウソが限界にまで積み上がった世界の中で」というブログ記事でこの作品を取り上げていました。
ウクライナの「ウ」から話がどうしようもなく脱線しましたが、どんなキッカケでも、昔を振り返る契機とはなるものなのだなあとも同時に思いました。
