Coilの「天使を破壊する方法」の悪魔的定義に学んだ二十代

なんかの動画を見ていましたら、そのバックに 1980年代から 2000年代初頭まで活動していた英国のコイル(Coil)というユニットの曲が流れていまして「懐かしいもんだなあ」と。

世界で最初のインダストリアル音楽ユニットだといわれる「スロッビング・グリッスル」というバンドのメンバー 1人と、もうひとりの男性で作られたユニットですが、20代の初めの頃、好きでして。

タイトルに入れた「天使を破壊する方法」というのは How to Destroy Angels というのが最初の作品だったというだけの話ですが、何から何まで好感を持てるユニットでしたねえ。

その後に聴いた、1991年の「Love’s Secret Domain (愛の秘密の領域)」というアルバムには大変感動したものでした。

アルバムの最初の曲(2曲目だったかも)の Teenage Lightning は以下のようなものでした。十代の落雷…ま、意味はよくわからないですけれど。

このふたりは思想的にも変わっていて、英語版 Wikipedia には以下のように書かれています。バランスと出てくるのはコイルの中心人物です。

コイルは異教と錬金術の信仰を持ち、カオス魔法にも執着していたが、悪魔的とされることもあった。バランスは自らを「生まれ変わった異教徒」と呼び、その異教を「自然の中の精神性」と表現した。

中心メンバーだったそのバランス氏は 2004年に事故で亡くなり、もうひとりのピーター・クリストファーソン氏は 2010年にタイのバンコクで就寝中に亡くなりました。