バイデン大統領がひっそりと「米国でのガス給湯器の大半が禁止」される規制を決定





バイデン氏、ガス式タンクレス給湯器の大半をひそかに禁止

zerohedge.com 2025/01/06

Biden Quietly Bans Most Gas Powered Tankless Water Heaters

クリスマスの翌日にひっそりと行われた重要な規制変更で、バイデン政権は天然ガスを動力源とする瞬間湯沸かし器を対象とした新しい気候規制を最終決定した。

こうした規制について伝統的にプレスリリースを発行しているエネルギー省(DOE)は、これらの変更を公に発表しないことを選択したため、さまざまな分野で疑問の声が上がっている。

ワシントン・フリー・ビーコン誌によると、この新しい規制は二酸化炭素排出量の削減を目的としており、これはより広範な気候変動緩和の取り組みに沿った動きだ。

しかし、この規制により、2029年までに現在の(ガスと電気を合わせた)タンクレス給湯器モデルの約 40%が市場から排除される予定だ。この変化により、消費者はより高価な、または効率の悪い代替品を選ばざるを得なくなると予想される。

業界分析では、規制により新しい給湯器の平均価格が約 450ドル(約 7万円)上昇すると予測されている。

一方、これらの規制のタイミングは注目に値する。ドナルド・トランプ次期大統領がカマラ・ハリス副大統領に勝利した直後に施行されたのだ。

トランプ氏は、エネルギー生産を強化し経済成長を刺激するために、バイデン氏の気候変動対策の多くを撤回する意向を表明している。

給湯器に対するこの規制強化は、ガスコンロや冷蔵庫などの家庭用電化製品を対象とした一連の措置の一環で、二酸化炭素排出量の削減と電気代替の促進を狙っている。

競争企業研究所の上級研究員ベン・リーバーマン氏はこの動きを批判し、「これは、タンクレス給湯器のカテゴリー全体、特に最も手頃な価格のものを禁止するものです。これはすべて気候変動対策の一環であり、すべてを電化したいがために天然ガスに対する反感を促しているのです」と述べた。