フィリピンのカンラオン火山が噴火。5万人以上が避難を開始





フィリピン、カンラオン山の噴火で避難開始

aljazeera.com 2024/12/09

Evacuations under way in Philippines as Mt Kanlaon volcano erupts

当局は「最悪のシナリオ」に備えており、約54,000人が避難活動の対象となる。

フィリピン中部のカンラオン山が噴火し、巨大な火山灰の柱が空に舞い上がった。

政府は周辺の町や村に住む数千人に避難を命じた。

「本日午後3時3分にカンラオン火山の山頂の火口で爆発的な噴火が発生した」とフィリピン火山地震研究所は 12月9日の声明で述べた。

「すべての地方自治体は火山の頂上から半径6キロ(4マイル)以内の避難を勧告されており、活動が正当化される場合は追加の避難に備える必要がある」と付け加えた。

火山地震研究所はその後、カンラオン山が今後数日中にさらに噴火する兆候があると警告した。

民間防衛局は、避難活動の対象となるのは 54,000人、12,000世帯と見積もっている。避難プロセスにどのくらいの時間がかかるかは不明だ。

「当局は警戒レベルを引き上げるという最悪のシナリオに備えている…そうなればさらなる避難と安全対策が必要になるだろう」と民間防衛局は声明で述べた。

ネグロス島中央部の海抜 3,000メートルを超える高さにそびえるカンラオン火山は、フィリピンにある 24の活火山のうちの 1つだ。

地震学事務所によれば、カンラオン火山は 1866年以来 40回以上噴火しているという。

1996年には、この火山からの火山灰の噴出により 3人のハイカーが死亡した。