以下の記事でご紹介した「ドイツとフィンランド間の海底ケーブルに障害が発生した」という出来事の影響です。
・フィンランドとドイツを結ぶ通信海底ケーブルに障害発生。何者かに切断された可能性も
BDW 2024年11月19日
デンマーク海軍、バルト海ケーブルを「妨害」した疑いのある中国船を追跡
zerohedge.com 2024/11/21
Danish Navy Hunts Down Chinese Ship Suspected Of ‘Sabotaging’ Baltic Sea Cables
ラボバンクのマイケル・エブリ氏は今朝、バルト諸国で非常に憂慮すべき状況が生じていることについて顧客に対し次のように語った。
…心配したいのであれば、 世界大戦そのものを指し示すものではなく、世界的な混乱や世界市場の大きな変動を指し示す、それほど華やかではないが、おそらくより重要な見出しに注目してください。
EU では公式に妨害行為の疑いがかけられており、フィンランドの原子力発電所 5基のうち 2基が閉鎖を余儀なくされ、ノルウェーの主要油田が停電で閉鎖され、フィンランドの吊り橋の支持ケーブルが破断し、バルト海沿岸の EU 主要データケーブル 2本が切断されました。
中国船「易鵬」がケーブルの犯人の可能性があるとされ、本稿執筆時点ではデンマークに強制的に停泊しています。これは中国からの強力な外交的対応を招く可能性が高いと思われます。
中国船が海底の主要インフラを損傷したことが判明すれば、EU も対応する可能性もある(繰り返しになりますが、2023年10月にはフィンランドとエストニア間のガスパイプラインでも同様の事故が起きています)。
エブリ氏の「『第三次世界大戦』の見出しを見たら、何でも買ってしまうかもしれない、なぜなら買わない理由がないから」と題されたメモの全文は、こちらで読むことができる。