ウクライナ、北朝鮮軍との初の直接衝突を発表
zerohedge.com EUROPE 2024/11/06
Ukraine Announces First Direct Clashes With North Korean Troops
米国政府と韓国政府は現在、数千人の北朝鮮軍が最前線におり、ウクライナ軍と交戦する可能性があるとしている。そのほとんどは、8月の国境を越えた攻勢以来ウクライナ軍が駐留しているロシアのクルスク州に駐留している。
「現在、1万人以上の北朝鮮兵士がロシアにおり、その大部分がクルスクを含む最前線地域に配備されていると推定している」と韓国国防省の報道官は記者会見で述べた。
ウクライナ政府は、ウクライナ軍と北朝鮮軍の間ですでに銃撃戦があったと述べ、この主張をさらに一歩進めた。しかし、伝えられるところによると、それはロシア国内で起きたという。
「ウクライナ当局は 11月4日、ロシアがウクライナ西部のクルスク地域に展開して以来初めて、ウクライナ軍が戦闘中に北朝鮮兵士に発砲したと述べた」とフィナンシャルタイムズは新たな展開について書いている。
同紙は、この事件を「ロシアの全面侵攻以来、外国軍による初の直接介入」であると同時に、「第二次世界大戦以来、欧州で最大規模の地上戦」の拡大となるものだとしている。
「北朝鮮の最初の軍部隊は、すでにクルスクで攻撃を受けている」と、ウクライナの対偽情報高官アンドリー・コバレンコ氏はテレグラムで発表した。別の高官も同様の発言をしたが、衝突の詳細については明らかにせず、確認もしなかった。
ウクライナのアンドリー・シビハ外相は、訪問中のドイツのアンナレーナ・バーボック外相に対し、紛争への北朝鮮の関与に対する「断固たる行動の必要性」を訴えた。
ロシア政府と北朝鮮政府は、特にウクライナ国内での大規模な展開について、まだ公然と、あるいは決定的に認めていないが、昨年夏に平壌でプーチン大統領と金正恩氏の間で調印された防衛協定が、そのことを強く示唆している。