全土で停電中のキューバにハリケーンが上陸

キューバでは、ハリケーン上陸の前日までに、すでに全土でブラックアウトが発生していました。

キューバ全土でブラックアウト。1000万人が暗闇に
BDW 2024年10月19日





ハリケーン・オスカーがキューバに上陸、大規模停電発生

manilatimes.net 2024/10/21

Hurricane Oscar makes landfall in Cuba amid huge power outage

ハリケーン・オスカーが 10月20日夕方にキューバに上陸した。

キューバではそれまでに、すでにほぼ全国的な停電に見舞われており、住民はさらなる混乱と悲惨を覚悟している。

18日にキューバ最大の発電所が崩壊し、全国の送電網が麻痺した後のオスカーの到来は、すでに高インフレと食料、医薬品、燃料、水の不足と闘っている同国にさらなる重圧をかけるものとなった。

キューバ政府は 21日夕方までに国の大部分で電力が復旧するとし、ミゲル・ディアスカネル大統領は停電中の公共の混乱を政府は容認しないと警告した。

米国立ハリケーンセンターによると、カテゴリー1の嵐オスカーは 10月20日午後5時50分にキューバ東部に上陸した。嵐は最大風速が時速 130キロ近くに達している。

バラコアでは、高さ 4メートルの波が海岸を襲った。国営テレビによると、家屋の屋根や壁が損壊し、電柱や木が倒れた。

エネルギー省電力供給責任者ラザロ・ゲラ氏によると、10月18日に、島内の老朽化した石炭火力発電所 8基のうち最大の発電所が突然停止したため、電力網が連鎖的に機能停止した。

国営電力会社UNEは、18日の夜には発電所を再開させるため最低限の電力を発電できたと述べたが、19日の朝までには、国営ニュースメディアが「電力網の新たな完全切断」と呼ぶ事態に陥っていた。

ハバナのほとんどの地区は、非常用発電機を備えたホテルや病院、バックアップシステムを備えたごくわずかな民家を除いて、まだ暗いままだ。

この停電は数週間にわたる停電に続いていたもので、一部の州では 1日20時間にも及んだ。