ネパール、容赦ないモンスーン雨による洪水で170人死亡
CNA 2024/09/30
170 dead in Nepal floods after relentless monsoon rains
洪水被害を受けたネパールの首都の住民たちは日曜日(9月29日)、泥で覆われた自宅に戻った。
当局は、ネパール全土で少なくとも 170人の死者を出した壊滅的なこの洪水の惨状を調査している。
週末には首都カトマンズを流れる河川で鉄砲水が発生し、市内全域が浸水したほか、同市とネパールの他の地域を結ぶ高速道路にも甚大な被害が出た。
The flooding in Kathmandu occurred due to an unprecedented amount of rainfall over a very short period, starting significantly from the evening of September 27, 2024, into September 29, 2024. Here’s how it unfolded:
Kathmandu experienced one of its heaviest rainfall events in… pic.twitter.com/8hVbsvTArX
— DISASTER TRACKER (@DisasterTrackHQ) September 29, 2024
ネパール内務省は、全国で170人が死亡し、さらに42人が行方不明になっていると発表した。
水文気象局は、14地区の観測所からの予備データで、土曜日の朝までの 24時間に記録破りの降雨量が観測されたと発表した。
カトマンズ空港の観測所では、2002年以来最多となる約 240ミリの降雨量が記録されたという。
6月から 9月にかけてのモンスーンの雨は毎年南アジア全域で広範囲にわたる死傷者や破壊をもたらしているが、近年は致命的な洪水や土砂崩れの件数が増加している。
専門家たちは、気候変動により、その頻度と強度が悪化していると述べている。