ナイジェリアの洪水で「850万人を6カ月分養える量の食糧作物が破壊された」という報道





洪水で破壊された食糧作物は、850万人を6か月間養うことができる可能性がある – FAO

zerohedge.com 2024/09/26

Food crops destroyed by floods could feed 8.5 million people for six months- FAO

国連食糧農業機関(FAO)は、ナイジェリア各州で最近発生した洪水により、国内最大 850万人を養える量の食糧作物が破壊されたと推定している。

ブルームバーグの報道によると、FAO は全国の農家が米、落花生、野菜の豊作を期待していたが、洪水によりすべてが破壊されたと発表した。

FAO は、浸水した土地 1ヘクタールあたりの平均収穫高が 1.5トンであることから、約 856,000トンの農作物が失われたと推定している。さらに、洪水により市場の囲いが損壊し、動物が逃げ出し、飼料や機械類を保管していた貯蔵庫が破壊された。

同団体はまた、カメルーンのラグドダムの増水による放水により、ベヌエ川沿いの 11州が差し迫った洪水の危険に直面していると警告した。

農地の今回の破壊は、2024年7月に減速し始めた同国の食糧不安とインフレを悪化させると予想されている。

今年初め、世界銀行は、同国の 7つの州が深刻な食糧不安に陥ると推定していたが、国連食糧農業機関(FAO)は、同国で最大 3,200万人(全人口の16%)が飢餓に陥ると指摘していた。