イスラエル、またもヒズボラの上級指揮官を殺害

イスラエルのエルサレム・ポスト紙の報道です。





ヒズボラの上級野戦司令官がイスラエルの攻撃で死亡

Jerusalem Post 2024/07/03

Senior Hezbollah field commander killed in Israeli strike


殺害されたヒズボラの高官ムハンマド・ニマ・ナセル氏。
Times of Israel

レバノンのテロ組織ヒズボラの上級野戦指揮官が 7月3日、レバノン南部の都市ティール郊外で行われたイスラエル軍の攻撃で死亡した。

標的となったのは、ヒズボラ南部戦線のアジズ部隊の指揮官、ムハンマド・ネアマ・ナセル氏​​。同氏は、これまでの戦争で殺害されたヒズボラの指揮官の中で最も上級の一人とされている。

情報筋によると、この司令官は、ガザ戦争と並行して 10月からイスラエル国防軍と銃撃戦を繰り広げている国境沿いでのヒズボラの作戦の一部を担当していたという。

同氏は 6月のイスラエル軍の攻撃で殺害され、過去 8か月の戦闘でイスラエル軍に殺害されたヒズボラの最高幹部であるタレブ・アブダラ氏と同階級で、ヒズボラにとって重要な人物だったという。

ヒズボラは再び大規模なロケット弾攻撃を仕掛けるだろうか?

以前、ヒズボラはタレブ・アブダラ氏の殺害への報復として、ドローンとロケット弾による最大規模の集中砲火を放った。

しかし、7月3日の攻撃で殺害されたナセル氏について、ヒズボラ側から直ちにコメントはなかった。

ナセル氏は 2016年からその職に就き、レバノン南部からイスラエルに向けて対戦車ミサイルやロケット弾の発射を指揮した。また、今回の紛争や過去の紛争を通じて、イスラエルに対する数多くのテロ作戦を指揮した。