南極、30年ぶりの最低気温「マイナス61度」…温暖化はどうなる?
wowkorea.jp 2021/10/02
南極のここ6か月における気温が、この30年間で最も低い水準に下がったことがわかった。「北半球がことし記録的な暑さとなった点を踏まえると、地球温暖化の流れの中で起きた異例な現象だ」という分析が出ている。
1日(現地時間)米ワシントンポスト(WP)によると、アムンゼン・スコット基地(南極観測基地)のことし4~9月の平均気温はマイナス61度であった。これまで最も低かった平均気温は1987年のマイナス60.6度で、34年ぶりに最低気温を更新したことになる。またこの気温は、ここ30年間の平均気温より4.5度も低い数値である。
「このような記録は、米宇宙航空局(NASA)側も確認した」とWPは伝えた。
専門家たちは「南極の極度の寒さが、地球温暖化の深刻さを弱めることはない」と強調していると、WPは説明した。
ワシントン大学のEric Steig大気科学教授は「南極の寒い冬は興味深いが、これが温暖化という長期的な流れを変えることはない」とし「南極は長期的に温暖化するだけでなく、氷が溶け海水面の上昇を促進させている」と語った。