7年ぶりに「G4クラス(上から2番目)の地磁気嵐」が発生

 


CME の衝突が深刻な地磁気嵐を引き起こした

spaceweather.com 2024/03/25

CME IMPACT SPARKS SEVERE GEOMAGNETIC STORM

CME (コロナ質量放出)は予想より数時間早く到着し、3月24日 1437 UT に地球の磁場に衝突した。この衝撃により地球の磁気圏に亀裂が入り、 2017年9月以来最も強い G4クラスの激しい磁気嵐が発生した。

嵐は今は静まりつつある。磁力計は現在、中程度の G2クラスのイベントを記録している。スカンジナビア、カナダ、米国とカナダの国境沿いの州で地元の日暮れ後にオーロラを鑑賞するには、これでも十分だ。

スチュアート・グリーン氏は、イギリスのプレストンにある自宅の裏庭で研究用の磁力計を操作している。 CME の直撃を受けたときに彼が見たものは次のとおりだ。

「私の磁力計は、ここイギリスで午後半ばに動き始めました」とグリーン氏は言う。 「 CMEの到着は深刻な磁場の混乱を引き起こしました」

グリーン氏のグラフの波線は、CME によって引き起こされる地上の磁場の変化を表している。 「センサーは私の庭の地表から約 0.5メートル下に東/西の向きで埋められています」と彼は説明する。 「これにより、磁気嵐時の磁気偏角の非常に高感度の測定が可能になります」

グリーン氏は、この独自の磁力計を自分で一から作製した。同様のことをしたい場合、こちらに方法が書かれてある。