イスラエルの人的資源危機が悪化、辞任の波が軍を襲う
The Cradle 2024/03/04
Israel’s manpower crisis worsens as wave of resignations hits army
ダニエル・ハガリ中佐率いるイスラエル軍報道官部隊は、大量の辞任の波を目の当たりにしている。
辞任した者の中には、ハガリ中佐の副司令官ブトボル大佐のほか、モラン・カッツ大佐、陸軍国際報道官のリチャード・ヘクト中尉も含まれる。
「最近、多数の将校が軍の情報システムを担当する部隊からの退職を発表した」とヘブライ語ニュース局チャンネル14が 3月3日に報じた。
辞任者の中には女性職員も多数含まれていた。
チャンネル14特派員のタミル・モルグ氏は、辞任は「『職業的にも個人的に』も物事がうまくいかなかったために行われた」と語った。
「軍事制度であり、人々が定年に達して特別な理由もなく退職することもあるため、状況は複雑だが、しかし、戦争中にこのような数の人々が一度に退職するのは異常だ」と特派員は述べた。
イスラエル軍はコメントの要請に応じていない。
これらの辞任は、イスラエルの軍事体制に重大な緊張が生じている中で行われた。
イスラエルのヨアヴ・ギャラント国防大臣は、軍における深刻な人員不足を理由に、イスラエルの超正統派コミュニティに対する徴兵免除の停止を求めている。
「イスラエル軍は今、人員を必要としている。それは政治の問題ではなく、数字の問題だ」とギャラント国防大臣は 3日に述べた。
ヘブライ語メディアによると、ギャラン氏の立場は、現政権の存続に不可欠とみられる連立政権内の超正統派政党との緊張を引き起こしている。
イスラエルは、ガザでの虐殺戦争とパレスチナ人の抵抗勢力を根絶しようとする試みによって深刻な損失を被っている。
イスラエル政府は、ガザ最南端の都市ラファがハマスの最後の拠点であると主張しているが、ハマスの軍事部門は他のいくつかの派閥とともに、ガザ地区全域でイスラエル軍と激しく対立し続けている。
「状況は単純に良くなく、脅威マップと合致しない」とイスラエルのメディア Ynet は 3月1日に報じた。