北朝鮮が、韓国で活動する北朝鮮工作員向けの「謎の暗号メッセージ」を放送していたラジオ局を閉鎖

 

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BDW 2024年1月16日


北朝鮮、ソウルでスパイ向けに暗号メッセージを送信したことで知られるラジオ局を停止

YONHAP NEWS 2024/01/13

N. Korea halts radio station known for sending coded messages to spies in Seoul

北朝鮮は南北組織の解散措置を進めており、以前は韓国のスパイに暗号化メッセージを送信するために使用されていたラジオ局を停止したようだ。

1月13日の時点で、北朝鮮は国営平壌ラジオの放送を停止し、そのウェブサイトへのアクセスを遮断したと見られる。

平壌ラジオは、韓国で活動する工作員に指示を与える暗号化されたメッセージと思われる一連の謎の数字を放送することで知られている。

北朝鮮は、南北が初めての歴史的な首脳会談を行った 2000年に放送を中止した後、 2016年に再開した。

この最新の動きは、国境を越えた緊張が高まる中、先月の労働党の主要会議で北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が南北問題を担当する組織の「再調整と改革」を命じたことを受けて行われた。

朝鮮中央通信によると、13日、北朝鮮はまた、前日に韓国との民間交流を担当する組織の解散を決定する会議を開催したと発表した。

国営メディアによると、追加措置として、北朝鮮の崔善姫外相は今月初め、韓国との関係を担当する統一戦線部の解体に向けた協議を主導した。

会合ではまた、北朝鮮の権力崩壊と吸収統一だけを追求してきた「韓国の傀儡」は「完全に一掃すべき北朝鮮の主な敵」であるとの見方に基づく新たな統一政策も求めた。

金氏が南北関係を「互いに敵対する2国家間の関係」と定義し、年末の与党会議で「韓国全土を制圧する」ための準備を強化するよう求めており、北朝鮮は挑発を強めている