西洋医学のお医者様の本質は、500年前からそんなに変わっていないようです

 

以下は、パラケルスス(1493 – 1541年)という 16世紀の異端の医学者であり錬金術師であった人の言葉です。ルドルフ・シュタイナーが 1908年の講義で語ったものです。特に最後の一文である「医者が患者を連れていくのは、葬儀場だ」は、おおむね現代と同じです。

以下の記事の後半にあります。

(記事)シュタイナーが「愚か者」扱いされた100年前も、あるいはパラケルススが医学界から追放された500年前も西洋医学の問題は現在と同じだった
In Deep 2015年04月25日


500年前の医師パラケルススの言葉

 

南欧の医者たち、モンペリエ、サレルノ、パリの医者たちは栄光にあこがれ、人を軽蔑したいと思っている。それなのに、医者たち自身はなにもものを知らないし、なにもできやしない。これはおかしいんじゃないか。

医者のおしゃべりな口も、豪奢な服装も、患者をごまかす技術にすぎない。浣腸したり、下剤をかけたり。

それでも死んでしまったら、あらゆる手段を尽くしたんだから仕方ない。医者たちは偉大な解剖学に通じているという。それなのに、酒石が歯に引っ掛かっているのを見落とす始末。

医者は、なにを解剖し、なにを見ているのか。

医者は、糞尿と付き合うけれど、目が二つしかないので、目のまえの体がよく見えない。ドイツの医者は一生懸命、カッコウみたいに覗く。

そうやって、いろんなものを見るけれど、昔のほうがかえってよく見えていた。糞尿と腐肉に囲まれて窒息しそうだ。

医者が患者を連れていくのは、葬儀場だ。