「北朝鮮がロシアに100万発以上の砲弾を輸送した」と韓国諜報機関が発表

 


韓国諜報機関、北朝鮮がロシアに100万発以上の砲弾を輸送したと発表

AP 2023/11/01

South Korea’s spy agency says North Korea shipped more than a million artillery shells to Russia

11月1日の非公開会見に出席した議員によると、韓国の最高情報機関は、北朝鮮がロシアのウラジーミル・プーチン大統領の対ウクライナ戦争を促進するために 8月以降、100万発以上の砲弾をロシアに送ったと考えていると発表した。

北朝鮮とロシアは、米国との個別の対立が深まる中、両国のパートナーシップの認知度を積極的に高めている。

9月の北朝鮮指導者、金正恩氏とプーチン氏の首脳会談で浮き彫りになった両国の外交は、金氏の核武装した軍事力を強化するロシアの先進技術と引き換えに、北朝鮮がロシアに切実に必要としている軍需品を供給するという武器協定に対する懸念を引き起こしている。

北朝鮮とロシアはいずれも、北朝鮮がロシアに武器供給を移転しているとする米国と韓国の主張を否定した。

ユ・サンボム議員によると、韓国国家情報院は、北朝鮮がウクライナにおけるロシアの戦闘能力向上を支援するため、8月初旬以降、船舶やその他の輸送手段を通じてロシアに 100万発以上の砲弾を輸送したと考えているという。これらの砲弾はロシア軍にとっておよそ 2か月分の物資に相当するとユ氏は述べた。

ユ氏は、北朝鮮がロシアの軍需需要に応えるために軍需工場をフル稼働させ、生産拡大に住民を動員していると当局は考えていると述べた。北朝鮮が 10月にロシアに武器専門家を派遣し、輸出された北朝鮮兵器の使用方法についてロシア当局者に助言を与えた兆候もある。

国家情報院当局者は、ユ氏の会談に関する説明の確認要請にすぐには応じなかった。同機関は、北朝鮮情勢の追跡に関してまちまちの記録を持っているが、北朝鮮の厳しい情報管理によってそれが困難になっている。