英国で「病気休暇」をとる労働人口が過去10年で最高になったことを英ガーディアンが伝える

アメリカにおいての以下の記事のエドワード・ダウドさんの集計と同じようなことになっています。

(参考記事)ワクチン接種キャンペーン以降のアメリカの「欠勤率」と「休業率」が衝撃的な高さを記録…
In Deep 2023年3月22日

ガーディアンは、英国での病気での欠勤率の上昇の理由を「ストレス」としていました(苦笑)。


病気休暇を取る労働者の数が過去10年間で最高に達する

Guardian 2023/09/26

Number of workers taking sick leave hits 10-year high

病気休暇を取る英国の労働者の数が過去 10年間で最高に達したことが判明した。

調査結果によると、ストレスが過去1年間の職場欠勤増加の最大の要因の1つだった。

イギリス公認人事開発研究所(CIPD)は、従業員 650万人を代表する 918の組織を対象に病気欠勤と従業員の健康状態を分析し、回答者の 76%が過去1年間にストレスのために休暇をとったと回答した。

新型コロナウイルス感染症の再発と長期にわたる新型コロナウイルス感染症の感染拡大も労働者が休暇を取るきっかけとなったが、多くの人が病気休暇の理由として生活費危機を挙げた。

過去 1年間の労働者の平均欠勤日数は 7.8日で、パンデミック前の 2019年の 5.8日から増加し、2010年以降で最高となったことが判明した。

CIPDの上級従業員福祉顧問レイチェル・サフ氏は、「新型コロナウイルス感染症のパンデミックや生活費危機などの外部要因が、多くの人々の福祉に重大な影響を与えている」と述べた。

回答した組織のうち、過去 12カ月間に新型コロナウイルス感染症を長期にわたって経験した、または経験している従業員がいると回答した企業は 50%で、前年の 46%から増加した。組織の 3分の1以上(37%)が、新型コロナウイルス感染症が依然として短期欠勤の重大な原因であると報告した。

同報告書は、保険会社シンプリーヘルスと実施した調査に基づいて、「症状を抱えているすべての従業員が症状を報告しているわけではなく、回答者の5分の1が長期にわたって新型コロナウイルス感染症の症状を抱えている従業員がいるかどうかを知らなかったため、この数字は問題を過小評価している可能性がある」と述べた。

長期欠勤の主な原因は精神的不健康で、回答者の 63%がそれをトップの原因として挙げた。短期欠勤は依然として風邪や筋骨格系損傷などの軽度の病気が大半を占めているが、精神的不健康も挙げられている。労働者が数日間仕事を休む理由として回答者の 43%が挙げた。