FEMA 長官が「数週間で災害基金が枯渇して、災害に対応できなくなる可能性がある」と警告

 


FEMA長官ディアン・クリスウェル氏、緊急資金は数週間以内に枯渇する可能性があると語る

CBS 2023/08/20

FEMA administrator Deanne Criswell says emergency funds could be depleted within weeks

FEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)の災害基金は数週間以内に枯渇し、自然災害に対する連邦政府の対応が遅れる可能性があると同庁の管理者は8月20日に警告した。

FEMA長官のディアン・クリスウェル氏は、CBSに、同庁はハリケーンシーズンを前に災害救援基金を「非常に注意深く」監視しており、資金が不足すれば救命措置ではない一部の復興プロジェクトは来年度に延期される可能性があると語った。

クリスウェル氏は、以下のように述べた。

「私たちの見積もりでは、依然として基金が枯渇する可能性があります。基金の枯渇は 9月中旬に起きる可能性があります。それが近づくにつれて、状況を日々監視しています」

米国海洋大気局(NOAA)によると、今年は 8月8日までに 15件の気象災害または気候災害が発生し、それぞれの被害額は 10億ドル(約1400億円)を超えている。この集計には、ラハイナを壊滅させ、沿岸都市に推定 60億ドルの被害をもたらした最近のマウイ島の山火事は含まれていない。

バイデン大統領は今月初め、山火事やその他の自然災害への対応に備えた災害基金の補充として 120億ドル(約 1兆7000億円)を議会に要請した。米議会はレイバー・デー(今年は9月4日)が終わるまで休会だ。

クリスウェル長官は、その量では十分ではないかもしれないと述べた。