カナダのアルバータ州ジャスパーで「6月に大雪」

 


6月に雪?  異常気象がジャスパーに大混乱をもたらす

fitzhugh.ca 2023/06/19

Snow in June? Freak weather wreaks havoc on Jasper

 

異常な吹雪により夏至の週が異例のスタートとなった 6月19日、ジャスパーで雪が降り始め、夜からジャスパー国立公園全体に 40センチもの雪が積もった。

カナダ環境・気候変動担当気象学者サラ・ホフマン氏は、これは、カナダ中央部で低気圧が発達しており、上空から大量の寒気が流入したことと関連しているという。

降雪が続く間、それは周囲に大混乱を引き起こした。この影響でキャベルロードの開通が遅れ、ミエッテ温泉も一時閉鎖となった。

季節外れの積雪により、ジャスパー国立公園と自治体全体で異常に多くの木が倒れ、枝が折れた。カナダ公園局はチェーンソー作業員を派遣し、道路から倒木を撤去した。

その後、雪は雨に変わり、カナダの気象庁は同日、ジャスパーに降雪警報と降雨警報の両方を出した。ジャスパーからサスカチュワン川クロッシングまで、そしてレイク・ルイーズに至るハイウェイ93号線にも積雪警報が出た。

ジャスパー区役所駅ではこの日の午後早くまでに81ミリの雨が降ったと伝えられている。

エドソンでは雨があまりにも多く、洪水のため地域非常事態を宣言しなければならなかった。グランデ・キャッシュに向かって北上すると、高速道路60号線で土砂崩れが発生し、大規模な交通障害が発生した。

6月20日までに、実際の夏至が到来するにつれて、天気は、より季節的な気温に戻り始めた。週末には、20℃前半から半ばの範囲になるはずだと予測されている。