ロシアの同盟国キルギスで「クーデター未遂」の報道

 


ロシア政府、旧ソ連共和国でのクーデター未遂報道に「警戒」

RT 2023/06/05

Kremlin ‘alarmed’ by reported coup attempt in former Soviet republic

ロシア当局は中央アジアの国キルギスでのクーデター未遂の報道を懸念していると、ドミトリー・ペスコフ報道官は述べた。

6月5日早朝、地元メディアは、キルギスの治安部隊がクーデター容疑の参加者たちを逮捕したと報じた。報道によると、あるグループが武力でサディル・ジャパロフ大統領から権力を奪おうと計画していたという。

逮捕された人々の身元と居場所は不明だが、ソーシャルメディアにアップロードされた拘束のビデオから判断すると、作戦は明らかに首都ビシュケクで行われたようだ。

キルギス内務省と国家安全保障委員会は、この状況に関してまだ公式声明を出していない。

キルギスからの報道についてコメントを求められたペスコフ氏は、「これまでのところ、明らかに非常に憂慮すべきニュースが入ってきている」と述べた。ロシア当局はこの出来事を「注意深く監視している」と同氏は付け加えた。

キルギスは人口約 700万人の旧ソ連共和国であり、ロシアの緊密な同盟国だ。この国は、独立国家共同体、ユーラシア経済連合、集団安全保障条約機構、上海協力機構の加盟国でもある。

キルギスのジャパロフ大統領は、5月9日にモスクワの赤の広場で行われたロシア戦勝記念日のパレードに参加した外国首脳の一人だった。