暖かい冬だったヨーロッパに「地獄がゆっくりとやってくる」と述べるポーランドの物理学者

 


「地獄がゆっくりと私たちにやってくる」 – ポーランドの物理学者がヨーロッパの自然異常について語る

eadaily.com 2023/03/06

«К нам потихоньку приходит ад» — польский физик о природной аномалии в Европе

ヨーロッパで雪がほとんど降らない非常に暖かい冬は、ロシアと西側諸国との軍事衝突の中で、ヨーロッパ人とウクライナ人たちの助けとなった。

しかし、次のような予測が、ポーランド科学アカデミーの地球大気問題の専門家であるシモン・マリノフスキー教授によって述べられた。

マリノフスキー教授は、地方自治体が水の使用に制限を課し始めたフランスとスペインからのニュースに注目した。

特にイタリア最大の川であるポー川は現在、通常より 60%少ない水量になっている。その理由は、今年はアルプスに雪がほとんど降らなかったからだ。

フランスでは、干ばつは山の下部の雪不足から、トゥールーズと地中海を結ぶ南の水路まで、水量が少ないために河川交通が困難な場所にも現れている。

スペインではすでに、洗車やプールへの水補給に制限が設けられている。ヴェネツィアでは、運河の水がなくなり、水上輸送が止まった。

「大晦日がどれほど暖かったかを覚えていますか? 大晦日にウルシノフでツルの写真を撮りました。ツルがポーランドで越冬しているのです。現時点で、ほとんどのコウノトリは南ヨーロッパにとどまっており、以前のようにアフリカに飛ぶことはもうありません」

教授は、ウクライナでの軍事行動に関連して、「冬が穏やかだったことをうれしく思います」と述べた。

「今年は本当の冬がなく、燃料費が上がらなかったことをうれしく思います。私たちはそれで困難から逃れることができました。しかし、地獄がゆっくりと私たちに近づいているという事実から逃れることはできません」

気象予報士たちによると、ヨーロッパの 1月は異常に暖かく、気温は今月の平均気温より 4度以上高かった。2月は例年よりも約 2度高かった。

マリノフスキー教授は、ヨーロッパ諸国で栽培された野菜の価格がさらに急激に上昇すると予測している。