インドネシアで「婚外性交を罰する新しい刑法」が可決される見込み。これは「旅行者にも適用」される模様

 

(※) 婚外性交の刑は、最高で禁固1年だそうで、「外国人にも適用される」と明示されていますので、いろいろなことが起きそうな感じもいたします。

そういえば、ナイトスポットがたくさんあるバリ島もインドネシアですね。


インドネシア、刑法改正で婚外性交渉を罰する

reuters.com 2022/12/02

Indonesia set to penalise sex outside marriage in overhaul of criminal code

インドネシア議会は、今月、婚外性交を罰する新しい刑法を可決する見通しであることを確認した。

この法改正により、大統領や国家機関を侮辱したり、インドネシアの国家イデオロギーに反する意見を表明したりすることも禁止される。

結婚前の同棲も禁止される。

インドネシアの副法務大臣であるエドワード・オマル・シャリフ・ヒアリエジ氏はロイターに対し、数十年をかけて作成されたこの新しい刑法は12月15日に可決される予定であると語った。

「インドネシアの価値観に沿った刑法があることを誇りに思う」と彼はインタビューでロイターに語った。

この刑法が可決されれば、インドネシア市民にも、外国人にも、同様に適用されることになり、ビジネスグループは、この規則が休暇や投資先としてのインドネシアのイメージにどのようなダメージを与える可能性があるかについて懸念を表明している。

この草案は、保守主義が台頭しているインドネシアで一部のイスラム団体の支持を得ているが、反対派は、1998年の権威主義的指導者スハルトの失脚後に制定された自由主義改革を覆すと主張している。

ロイターが入手した 11月24日付の最新の草案によると、近親者など限られた関係者のみが報告できる婚外性交渉には、最高で 1年の禁固刑が科される。

大統領を侮辱した罪は、大統領だけが告発できる罪状で、最長で 3年の刑が科される。

世界で最も人口の多いイスラム教徒が多数を占める国であるインドネシアには、地方レベルで、女性、宗教的少数派、および LGBTの人々を差別する何百もの規制がある。