九州大学の研究者が、漢方「八味地黄丸」にアルツハイマー病の進行を遅らせる効果があることを確認。論文で発表

 

これは、今年4月に以下で治験の参加者が募集されていました。

軽度アルツハイマー型認知症を対象とする八味地黄丸の認知機能に対する有効性と安全性を確認する探索的オープン標準治療対照無作為化割付多施設共同試験 (2022/04/22)

そして、最近、以下で論文(英語)が発表されていました。

(論文)軽度アルツハイマー病に対する八味地黄丸の探索的、非盲検、無作為化、多施設試験

この論文の主筆は、九州大学大学院医学研究院地域医療教育ユニット 准教授の貝沼 茂三郎氏です。

論文の「結論」には以下のようにあります。

> 結論:決定的ではありませんが、私たちのデータは、八味地黄丸がアセチルコリンエステラーゼ阻害剤に対してアジュバント効果を持ち、軽度のアルツハイマー病患者の認知機能障害の悪化を遅らせることを示しています。

米エポックタイムズがこの論文を記事にしています。

(記事) 研究: 八味地黄丸はアルツハイマー病の進行を遅らせるのに役立ちます