スウェーデンでの年間の「銃撃による死亡者」がすでに過去最大に。48人が射殺されている

 

[参考記事] ヨーロッパで始まる新しいタイプの内戦 : 手榴弾抗争が続く「スウェーデンの憂鬱」に見るこれからの世界
In Deep 2019年11月30日


スウェーデンは銃撃事件の新記録を打ち立てた – まだ9月なのに

nyadagbladet.se 2022/09/23

Sverige sätter nytt rekord i dödsskjutningar – redan i september

2022年が 3か月以上残っているにもかかわらず、スウェーデンではすでに、これまでのどの年よりも多くの銃撃による死亡者が出ている。これまでに 48人が射殺されており、年内にはさらに悲惨な数になることが予想される。

昨日の夕方、クリスチャンスタッドのガムレゴーデン地区で 20代の男性が射殺された。警察によると、撃たれた男はギャングの犯罪界と関係があると見られ、この死は、2022年にスウェーデンでこれまでに射殺された人の数が 48人に上ることを意味する。

合計 47人が射殺された 2020年の記録が更新された。今年はまだ 3か月以上残っているので、さらにこの数は増加すると思われる。

致命的な銃撃事件の大部分はストックホルム地域で発生しており、ストックホルム警察の当番官であるヤリ・カリオリンネ氏は、暴力の増加により警察が困難な状況に置かれていることを確認している。

国家警察長官は、銃撃事件が同じ速度で続けば、今年は60件以上の銃撃による死亡が記録される可能性があると以前述べていた。

銃乱射事件の数そのものも過去最多の記録になるかもしれない。9月1日の時点で、警察は 273件の発砲を確認した。この傾向が続けば、年末までに、379件の銃乱射事件が発生した記録的な年である 2020年よりも多くの銃撃事件が発生すると予想されている。