アメリカのミシガン大学消費者態度指数が過去最低を更新

 

(※) ミシガン大学消費者態度指数とは以下のようなものです。

> 米国の消費者マインドを表す経済指標で、ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが毎月発表し、「ミシガン大学信頼感指数」とも呼ばれています。…消費者信頼感指数と並び、消費者マインドを探る代表的な指標ですが、対象人数が少ないので月ごとの振れ幅が大きく、発表のタイミングも早いことから、同指数の先行指標として市場関係者から注目されています。SMBC日興証券


消費者心理 2022年6月の最終結果

ミシガン大学 2022/07/07


umich.edu

6月のアメリカの消費者態度指数の最終値は、6月初旬の消費者心理の低下を確認し、5月を14.4%下回り、過去最低の値を記録しました。収入、年齢、教育、地域、政党、株式保有、住宅所有状況のすべての消費者において大幅な減少を記録しました。

消費者の約79%は、2009年以来最高の、ビジネス状況の悪い時期を1年先に予想していました。

インフレは引き続き消費者にとって最大の関心事です。消費者の47%は、生活水準を低下させたとしてインフレを非難しました。これは、大不況の間に最後に到達した史上最高値の1ポイントだけ低いものです。

6月の最終予想インフレ率の中央値は5.3%で、月の半ばまたは前の4か月からほとんど変化していません。

対照的に、長期的な期待は、月半ばの3.3%から後退し、3.1%に落ち着き、過去10か月で見られた2.9〜3.1%の範囲内に戻りました。消費者はまた、1991年以来、長期的なインフレについて最高レベルの不確実性を表明しています。