米オレゴン州の「尊厳死法」の州外の国民への適用が始まる

(※) オレゴン州で尊厳死法、つまり「安楽死法」が制定されたのは 1997年のことのようです。以下の日本語の記事にありました。

「オレゴン州尊厳死法」制定後の賛否両論


オレゴン州は自殺幇助を州外の訪問者に拡大

lifesitenews.com 2022/04/01

Oregon expands assisted suicide to out-of-state visitors

オレゴン州は、自殺幇助の居住要件を取り下げ、オレゴン州以外の人がここに来て、人生を終えることができることになった。

3月28日、州は、連邦訴訟が提起された後、現在の居住要件の施行を停止することに合意した。オレゴン州保健局はまた、要件を完全に廃止する法案を起草すると宣言した。

訴訟は、自殺幇助ロビーグループである Compassion&Choices によって提起された。このグループは、隣接するワシントン州の人々に致命的な薬物を処方したいと考えていたオレゴン州の医師、ニコラス・ギデオンスを代表していた。

訴訟は、居住要件が「各州の市民は、いくつかの州の市民のすべての特権と免除を受ける権利を有する」と述べているオレゴン州憲法の条項に違反していると主張した。

オレゴン州は1997年に自殺幇助を認めたアメリカで最初の州だった。米国最高裁判所は2006年に法を支持した。2021年のオレゴン州の尊厳死法のデータ要約によると、これまでに3,280人が法の下で安楽死している。そのうちの 3分の2にあたる 2,159人は薬で亡くなった。

他の10の米国の州または管轄区域で、現在、自殺幇助が許可されており、そのすべてに居住要件がある。