これは、今年 8月にノルウェーの報道を以下で取り上げたことがありますが、統計を取る期間の問題もあるにしても、増加率がその時ご紹介した報道より、はるかに大きいです。
・北欧での「子どもの記憶障害」の爆発的な増加に関する報道から知る、子どもの脳の問題が全世界で深刻化しているかもしれないこと
In Deep 2025年8月28日
今回の論文のグラフを見ますと、2010年くらいからずっと増えていますが、2023年から加速しています。論文の研究者たちは、原因は携帯などの電磁波ではないかと述べていますが…。
2006年から2024年にかけてノルウェーの100,000人あたりの5歳から19歳の子どもの記憶障害に関する相談件数

スウェーデンとノルウェーで記憶障害を持つ5~19歳の子どもの数が増加
fortune 2025/10/21
Increasing Numbers of Children Aged 5-19 Years with Memory Problems in Sweden and Norway
要約
これまでの研究では、無線技術から放出されるマイクロ波(無線周波数(RF)放射線とも呼ばれる)への曝露が、人間や動物の記憶機能や認知機能に悪影響を及ぼすことが報告されている。
本登録に基づく研究では、ノルウェー症候群サーベイランスシステムのデータに基づき、2006年から 2024年にかけて 5歳から 19歳までの児童の記憶障害に関するデータが取得された。
同様に、スウェーデン国立保健福祉庁の全国患者登録簿から、2001年と 2024年に記憶障害または記憶障害関連で診断され、専門外来治療を受けている 5歳から 19歳までの患者数を評価した。
ノルウェーでは、相談件数が 2006年の 10万人あたり 179.51件から 2024年には 10万人あたり 1,522.40件に増加し、8.5倍の増加を示している。この増加は近年特に顕著だ。
スウェーデンでも同様の傾向が見られ、軽度認知障害と診断された患者数は毎年増加しており、特に 2010年には10万人あたり 0.86人だったが、2024年には 51.531人に増加しており、この期間中に約 60倍の増加となっている。
この期間中、マイクロ波RF放射線への子どもの曝露は大幅に増加している。私たちは、これがノルウェーでの記憶障害の相談とスウェーデンでの記憶障害を含む認知障害の診断の増加傾向の原因要因である可能性があると仮定している。