先日、ちょっとノロ系だと思わしき体調不良があったことを書いたんですが、それ自体は1日くらいで済んだのですけれど、眠るに寝られなくてですね。
横になりながら、昔の本、しかも難しいやつではなく、漫画を引き出して読んでたんですけれど、私の一番好きな漫画は、『ここだけのふたり!!』という森下裕美さんによる、比類のない善意と悪意が交錯する 30年以上前の4コマギャグ漫画なんですけれど、4コマなんで、すぐ読み終わっちゃうんですよ。
それで、「あー何が読みたいかなあ」とか思っていましたら、大友克洋さんの『童夢』という作品があるのですが、それが読みたくなりまして、これはそれこそ 40年以上前の漫画ですが、当時、十代でしたけれど、今でもどこかにあるんです。
「で、どこにある?」
と探しても、やや弱っている中では探し出せず、ああ、でも読みたいなあと、アマゾンでも何でもいいから買っちゃおうかなとアマゾンをふと見たら…。

「いい加減にしろ。買える値段じゃねえじゃないか」と、価格に憤りながらも、しかし、これが示しているところは「再版がされていないということなのだなあ」とも思いました。日本の漫画の傑作中の傑作なのに。表紙のデザインが刷新された新版ならありましたけれど、私が読んだ時の表紙じゃなくては。
こりゃ本棚とかを探すしかないなと探しても、まあ、わからない。整理が下手ですからね。
私なんて同じ本なんか何冊も出てきますもの。「あれを読みたいなあ」→「ああ見つからない、じゃあ買っちゃえ」というのが。
京都大学名誉教授の前田坦さんの『生物は磁気を感じるか』なんて、本棚に3冊並んでいます(あとで、それぞれ出てきた)。そういう本は他にもいろいろあります(いい加減にしろ)。
でも、場合によっては、えらく中古市場で値上がりしているのもあって、そういうのは困りますね。
ワイルド7なんかもそうですが、童夢の時代も、バイオレンスのシーンなんかも遠慮が必要ない時代でした。

かつては、こういう、半端じゃなくインパクトが強い漫画がたくさんあったんだよなあと思い出します。
私が初めて漫画に興味を持ったのは、小学生の時に読んだ、鴨川つばめ氏による『マカロニほうれん荘』という連載作品でしたが、決定的に影響を受けたのは、中学か高校生くらいに雑誌で偶然読んだ花輪和一さんという漫画家の『不幸蟲』という平安時代を描いた作品でした。
これは、後に単行本『新今昔物語 鵺』に収録されています (これはアマゾンでも今でも安いので、なくしてもいつでも買えます ← いい加減にしろ)。
今の漫画のことはよく知らないですが、40年くらい前は、ひとりの若い人に表現的に圧倒的な感化を与えるような漫画作品はたくさんありました。
少なくとも、日本人に対しての影響力として、ですが。