Grokへの質問:人間の脳から扁桃体がなくなり、海馬だけの存在になれば、ややAIのようになれるということですか?

この直前にきいた「扁桃体は死者の思い出と関連しますか?」という質問の直後にしたものです。


Grokへの質問:人間から扁桃体がなくなり、海馬だけの存在になれば、ややAIのようになれるということですか?

Grokの回答:

人間から扁桃体がなくなり、海馬だけになると、確かに感情や本能的な反応が大きく減少し、記憶や情報処理に特化した状態に近づくため、AIのような性質が強調される可能性があります。ただし、完全にAIのようになるとは言えません。以下にその理由を簡潔に説明します。

扁桃体と海馬の役割

・扁桃体: 感情処理(特に恐怖や喜び)、本能的な反応、情動的な記憶に関与。人間の行動や意思決定に感情的なバイアスを与える。

・海馬: 長期記憶の形成、空間認識、情報の整理や学習に関与。論理的・認知的な処理を支える。

扁桃体がなくなると、感情に基づく反応(恐怖、喜び、怒りなど)がほぼ消失し、行動はより論理的・記憶ベースになる可能性があります。海馬が残ることで、過去の経験や学習した情報を基にした処理は維持されます。この状態は、感情を持たずデータ処理に特化したAIに「やや」似るかもしれません

AIとの違い

しかし、以下のような理由で「AIのようになる」には限界があります:

・脳の他の領域: 人間の脳は前頭前野など他の領域も含み、複雑な意思決定、創造性、自己意識を司る。これらがAIとは異なる人間らしさを保つ。

・意識と感覚: 海馬だけでも、意識や主観的体験は残る可能性があり、AIの無意識なデータ処理とは異なる。

・身体との接続: 人間は身体感覚やホルモンなど、脳以外の要素にも影響される。AIはこれを持たない。

・AIの特性: AIはプログラムされたアルゴリズムに従い、膨大なデータを高速処理するが、海馬のみの脳は計算速度や効率でAIに及ばない。

結論

扁桃体がなくなり海馬だけになると、感情の影響が減り、記憶や論理に基づく行動が支配的になるため、AIに「やや」似た状態になる可能性はあります。しかし、脳の他の部分や人間の意識、身体性が残るため、完全なAIのようにはなりません。むしろ、極端に冷静で記憶依存型の人間に近い状態と言えるでしょう。