ロシアが戦争中最大の夜間ドローン爆撃を開始したとウクライナが発表
AP 2025/06/09
Ukraine says Russia launched the biggest overnight drone bombardment of the war
ロシアがウクライナに向けて 479機のドローンを発射した。これは 3年にわたる戦争中、夜間に行われたドローン爆撃としては最大規模となる。ウクライナ空軍が月曜日 (6月9日)に発表した。
ロシアは直接和平交渉を背景に夏季攻勢を強めている。
空軍によれば、ドローンのほか、さまざまな種類のミサイル 20発がウクライナ各地に発射され、集中砲火は主にウクライナ中部と西部を狙ったものだったという。
ウクライナ空軍は、日曜夜、防空システムが飛行中のドローン 277機とミサイル 19発を撃墜したと発表した。目標に命中したのはドローンとミサイル合わせて 10発のみだったと主張している。当局によると、負傷者は 1人だった。
このウクライナの主張を独自に検証することは不可能だった。
最近の空襲の激化は、およそ 1,000キロの前線の東部および北東部に対するロシア軍の新たな戦場攻勢と同時期に起きている。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は日曜遅く、これらの地域の一部では「状況は非常に困難だ」と述べた。しかし、詳細は明らかにしなかった。
ウクライナは、より大きな敵との戦いの最前線で人員が不足しており、西側諸国からの更なる軍事支援、特に防空支援を必要としている。しかし、米国の戦争政策をめぐる不透明感から、ウクライナがどの程度の支援を期待できるかに疑問が高まっている。