イギリス「はじめての10万人超え」

 


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イギリス、1日の感染者数10万人超に 大規模検査以降で初

BBC 2021/12/23

イギリスで22日、1日当たりの新型コロナウイルスの新規感染者が初めて10万人を超えた。

政府発表によると、この日は10万6122人の新たな感染が確認された。イギリスでは1日の感染者数が多かった上位8日が、今月15日以降に集中している。

陽性判明から28日以内に亡くなった人は140人だった。

ボリス・ジョンソン英首相は、クリスマス以前にイングランドで感染対策の制限を課すことはないとしている。

しかし21日には、オミクロン株の急速な流行拡大を受け、クリスマス以降に新たな対策を施す可能性については否定しなかった。

イギリスでは新型ウイルスワクチンのブースター(追加)接種が急ピッチで進められており、21日には過去最多の96万8665人がワクチンを受けた。

過去1週間だけで610万人が追加接種を終えている。

22日の新規感染者数は、イギリスで大規模な検査体制が始まった昨年5~6月以降で最も多い。

また、COVID-19による入院者数は21日に8008人と、11月22日以降で最多となった。ただし、昨冬の感染のピーク時に比べると少ない。

入院者数が最も多かったのは今年1月18日の3万9254人で、現在の水準より5倍近く多かった。

スコットランドと南アフリカでの初期研究では、オミクロン株での入院者数が少ないことから、この変異株は他の変異株に比べて症状が軽いと示唆されている。

英インペリアル・コレッジ・ロンドンの調査によると、オミクロン株はデルタ株よりも症状が軽くなっているという。

イギリス健康安全庁(UKHSA)が行ったより広範囲の分析は、数日以内に発表される見込みだ。

イングランドでオミクロン株の感染者が死亡したのはこれまでに18人。同変異株の感染や感染疑いの人で入院している人は195人に上っている。

■5~11歳にもワクチン推奨

イギリス政府のワクチン担当顧問は22日、5~11歳の未成年にも低量でのワクチン接種を推奨すると発表した。また、12歳以上の一部も追加接種の対象とするべきだと提言した。

一方で、イングランドの新型ウイルス感染者の自主隔離期間については、隔離6日目と7日目の検査で陰性だった場合、10日から7日間に短縮される。

イギリスの他の地域では、すでにクリスマス以降の制限が発表されている。

・ウェールズでは26日以降、パブや劇場、レストランなどの集まりの上限人数が6人となる
・スコットランドでも26日以降、集会の人数が制限される。また、エディンバラでは恒例のクリスマス行事など大型イベントが中止となった
・北アイルランドでは26日にナイトクラブが休業となる