諏訪之瀬島・御岳、1日で133回爆発

 


諏訪之瀬島・御岳、1日で133回爆発 専門家「悪石島の地震多発とは無関係」

南日本新聞 2021/12/18

十島村諏訪之瀬島の御岳で17日、午後11時までに爆発が133回あった。福岡管区気象台によると、確認できた噴煙の高さは最高900メートル。大きな噴石の飛散を17回観測し、最大で南東に800メートル飛んだ。

気象台は噴火警戒レベル3(入山規制)を維持し、火口から約2キロの範囲で大きな噴石の飛散に警戒を呼び掛けている。レベル4(高齢者等避難)への引き上げにつながる地殻変動などは確認されていない。

京都大学防災研究所の井口正人教授は「諏訪之瀬島では昨年12月から爆発の多い状態が続いており、今回もその一環」と指摘。頻発している悪石島の地震との関連は「諏訪之瀬島とは離れており、無関係」とみている。

気象台によると、2002年に諏訪之瀬島の爆発回数の観測を始めて以来、1日で最も多かったのは06年3月3日の144回。