日本
国内金が再び最高値 輝く現物・ETF投資、物価高も要因に
日本経済新聞 2025/01/23
金(ゴールド)の国内小売価格が約3カ月ぶりに最高値を更新した。歴史的な高値圏で推移するなかで再び上昇が目立ってきた。国内での金投資は活況で、地金商大手の地金(インゴット)の販売量は1年間で2割以上増え、上場投資信託(ETF)の取引も拡大基調にある。物価高のヘッジ需要もあり、幅広い世代で金に関心が高まっている。
田中貴金属工業(東京・中央)が日次で公表する金小売価格は23日、税込み1グラム1万52…
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中国
金価格が過去最高に、1グラム830元超で購入をためらう声
東方新報 2025/01/26
国際金価格が 1月22日、2か月ぶりの高値を更新した。この影響で、中国のブランド金製品店では金製アクセサリーの小売価格が過去最高値に達した。
周大福、六福珠宝、老鳳祥など複数のブランド金製品チェーン店によると、現在の純金アクセサリーの小売価格は1グラムあたり834〜836元(約1万7892〜1万7935円)に達していることがわかった。また、一部のアクセサリー製品には別途加工料金が加算されるという。
昨年12月、金価格は一時調整局面を迎え、一時は1グラムあたり700元台に下落したが、あっという間に再び800元(約1万7162円)の壁を突破した。
この高金価格については、ネット上でも多くの議論が巻き起こっている。
1月22日の夜、金価格の過去最高更新が微博でトレンド入りした。コメント欄には「今年結婚するなら『三金(指輪、ネックレス、イヤリング)』を買うのは厳しい」と嘆く声が寄せられた。また、「年末のボーナスでブレスレットやネックレスを買って自分へのご褒美にしようと思っていたけど、こんなに値上がりしたら手が出せない」と購入を断念する人もいた。
金価格の急騰は、一定程度、消費者の金製品の購買意欲と購買力を抑制している。
中国黄金協会の統計によれば、2024年前3四半期(1〜9月)の全国の金消費量は741.732トンで、2023年同期と比較して11.18%減少した。このうち、金製アクセサリーは400.038トンで、前年比27.53%減少。一方で、金地金や金貨は282.721トンで、前年比27.14%増加している。