12年前の三浦友和さんのインタビューがしみじみ素敵

西田敏行さんが亡くなって、西田さんがヤクザの親分をやっていた北野武さん監督の「アウトレイジ ビヨンド」関係を YouTube で見ていて、やはりヤクザの親分役で出演なさっていた三浦友和さんのインタビューを偶然見まして、いいこと言ってるなあ」と思いました。

さすが山口百恵さんをしとめた方であります。(ちなみに、私は小学生のときに、山口百恵さんと三浦友和さん主演の『伊豆の踊り子』を映画館で見ています)

インタビューは以下です。


映画『アウトレイジ ビヨンド』三浦友和インタビュー

 

「アウトレイジの大人の男が人気ですが」という質問に対しての答え

あ…人生、50年じゃなくなったからですよ、きっとね。

だから、責任を持たなくてもいい時代になっちゃってるんですよね、今は。平和すぎるしね。

大人……は、まわりで見回しても、ほぼいないなという気がしていますね。もちろん私も含めてですよ。

大人って何だかわかんないですよね。何なんだろうって。

ただ、僕らが若いときに、十代二十代の頃に見ていた大人像っていうのは、やはり頼れる人でした。

単純に頼れる人。

頼れる人に自分がなっていないことを自分で感じるんですよ。

周りにも頼れる人がいなくなっていると思います。

まあ……よくいう包容力とか、強さとか、この人、死ぬことを怖がっていないなあとかいう大人。

それが自分の考えていた理想の大人でしたから。

でも、自分はそうなっていないし、まわりにも見当たらないですね。まあ、めったにですよ。

平和だからですよ。みんなボケ狂っているんですよ……という現実でしょうね。