追随する自治体も出てきそうですね。それにしても、なぜ、ここまで執拗に接種を継続させるのか…。
コロナワクチン定期接種の費用は? 都は一部補助の考え 渋谷区は自己負担なし
NHK 首都圏ナビ 2024/09/09
新型コロナワクチンは、昨年度までは全額公費負担で無料での接種が行われてきましたが、10月をめどに原則、接種費用の一部自己負担が求められる「定期接種」が始まる予定です。これについて東京都は、費用の一部を補助し、自己負担額を2500円以下にしたい考えです。対象などについてまとめました。
新型コロナワクチン「定期接種」の自己負担
厚生労働省によりますと、新型コロナワクチンの定期接種の費用は、全額自己負担の場合、1回1万5300円程度がかかるとされています。このうち、8300円は国が自治体に対して助成し、残る7000円は、自治体と接種を受ける人がそれぞれ負担することになります。
東京都は費用の一部を補助の考え
この新型コロナワクチンの「定期接種」について、都は、対象となる高齢者などの自己負担を軽減するため、一定の補助をする区市町村に対し1人あたり1000円を補助する方針です。都は、都内の区市町村がこのうち3500円を補助することを見据えて、自己負担額を都内における季節性インフルエンザワクチンの定期接種と同程度の2500円以下にしたい考えです。
「定期接種」の対象は、65歳以上の高齢者と、60歳から64歳の重症化リスクが高い人で、これ以外の人は「任意接種」となるため、原則、全額が自己負担となります。
渋谷区 自己負担なしで接種できるよう独自の補助
こうした中、渋谷区は、この2500円という自己負担もなしで接種できるよう区独自で補助することにしています。
渋谷区では新型コロナの感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行したあとも流行することがあり、区内の高齢者施設でクラスターが出たこともあったということです。このため、区はワクチンを無料で接種できるようにして感染拡大の防止につなげたい考えです。
渋谷区地域保健課 中島丈晴課長
「公費で全額出すことで利便性を高め、接種のハードルを下げたい。これから迎える冬に備えてワクチンを接種して重症化と感染拡大を防いでほしい」
東京都 補正予算案に事業費22億円
都は、この事業にかかる費用、22億円を盛り込んだ補正予算案を、9月に開会する都議会定例会に提出することにしています。
小池知事
「(この夏も)非常に広がっているというのが実感でもあり、多くの方に(接種を)受けていただける環境作りという観点からもプラス、都としての負担を決めて補正予算に盛り込んだ」