ガザで10歳未満の子どもに対してのポリオ予防接種キャンペーンが始まった

写真を見ると、経口ワクチンのようです。





壊滅的な戦争の最中、ガザでポリオ予防接種キャンペーンが開始

euronews.com 2024/08/31

Polio vaccination campaign kicks off in Gaza amid devastating war


MEM

WHOによると、この予防接種キャンペーンは 10歳未満の子どもを対象としている。子どもは 2回に分けて経口ポリオワクチンを 2滴ずつ投与され、2回目は 1回目の 4週間後に投与される。

ガザ地区でポリオ予防接種キャンペーンが始まった。同地区の医療システムを破壊した壊滅的な戦争を背景に、保健当局は64万人のパレスチナの子どもたちに予防接種を行うという野心的な取り組みだ。

このキャンペーンは、ガザで 25年ぶりにポリオの症例が報告されたことを受けて開始された。症例には生後10か月の男児が含まれ、男児は現在片足が麻痺している。

世界保健機関(WHO)によると、麻痺の症例が存在するということは、感染しているが症状が出ていない子どもの症例がさらに数百人いる可能性があることを示している。

ポリオに感染した人のほとんどは症状が出ないが、症状が出たとしても通常は 1週間ほどで回復する。しかし、治療法はなく、ポリオによって麻痺が起こった場合、通常は永久に残る。麻痺が呼吸筋に影響すると、この病気は致命的になる可能性がある。

WHOによると、このワクチン接種キャンペーンは10歳未満の子どもを対象としており、少なくとも 90パーセントの子どもにワクチン接種をさせることを目指している。

各子どもは経口ポリオワクチンを 2回に分けて 2滴ずつ接種され、2回目は 1回目の4 週間後に接種される。

このミッションには、国連機関とガザ地区保健省から2,100人を超える医療従事者が参加する予定だ。