記事に出てくるジアルジア症というのは、寄生虫による感染症ですが、普通は重症化しないもののようです。ただし、「免疫不全の場合には慢性化し胆嚢・胆管炎を併発することが多い」とも書かれています。
気になるのは、亡くなったまでの時間がものすごく短いことです。
学校での感染症の疑いで死亡した6歳の少女は「誰にとっても特別な存在」だった
telegraph.co.uk 2024/07/10
Girl, six, who died after suspected bug outbreak at school was ‘special to everyone’
小学校で感染症の疑いのある集団感染が発生し、死亡した 6歳の女の子の祖母は、その子は「誰にとっても特別な存在」だったと語る。
ベサニー・ローズ・アリス・ライリーさんは 6月26日、リバプールのエバートン地区にあるミルステッド小学校から帰宅させられ、その日のうちに亡くなったと家族が語った。
同じクラスの5歳とみられるもう1人の児童も、特別支援学校から帰宅後に死亡した。
死因はまだ不明だが、英国保健安全保障庁(UKHSA)は、地元で言われているようにジアルジアが原因である可能性は「低い」と述べた。
ベサニーさんの家族は、まだ答えを待っていると述べ、学校で感染した病気が彼女の死因かもしれないと示唆した。
彼女の祖母スーザン・パトンさんはテレグラフ紙にこう語った。「彼女は誰にとっても特別な存在でした。普通の6歳児ほどの大きさではなく、自分では何もできませんでした」
「彼女は 2度検死を受け、自然死ではないことが分かりました。間違いなく何かがきっかけとなって死に至ったのです」
この寄生虫は通常、健康に深刻な危険を及ぼすことはない
消化器系の感染症であるジアルジア症は、ジアルジア・ランブリアと呼ばれる小さな寄生虫によって引き起こされる。
この感染症は下痢、胃けいれん、鼓腸、膨満感などの症状を引き起こす可能性があるが、一般的に健康に深刻なリスクをもたらすことはなく、抗生物質で簡単に治療できる。
感染した人や動物との直接接触、または汚染された水、食物、飲み物を飲み込むことで感染が広がる。
英国保健安全保障庁は、「調査は継続中で、学校と保護者に情報と助言を提供しました。さらなる感染を防ぐため、公衆衛生対策が実施されました」と述べている。