インド・ケララ州で「水痘」が爆発的流行。9人が死亡

 

水痘って、水ぼうそうのことですよね。「75日間で6,744人が水痘に感染、9人が死亡」とあるんですが、そんなに致死率高い病気でしたっけ。国立感染症研究所のページでは、

> 1〜14歳の子どもでの死亡率は10万あたり約1例であるが…

という数字から見ると、妙に高い致死率です。

まあ、この記事も「ワクチン接種を」ということで締められていますが、本来は感染によって自然に抗体を得るたぐいの病気の代表ですよね。


ララ州、75日間で6,744人が水痘に感染、9人が死亡

newindianexpress.com 2024/03/18

6,744 chickenpox cases, 9 deaths in 75 days in Kerala

ケララ州では水痘症例が急増している。驚くべきことに、同州は 3月15日までに、水痘(水痘・帯状疱疹ウイルスによって広がる夏場の感染症)による水痘による感染者 6,744人、子供を含む 9人の死亡を報告した。

保健局のデータによると、昨年の同州では水痘による死者が計 4人、確定症例が 2万 6363人発生していた。

「気温が上昇すると、病気にかかる可能性が高くなります。伝染病である水痘は、感染者との物理的接触によって広がる可能性があります。ウイルスは空気を通じても感染する可能性があります」とインド医師協会(ケララ州)研究室会長のラジーブ・ジャヤデヴァン博士は述べた。

同氏によると、特定の部位では合併症を発症するリスクがより高いという。「この病気は、乳児、免疫抑制のある人、妊婦の場合、胎児に害を及ぼす可能性があるため、危険な場合があります。場合によっては、合併症が死に至ることもあります」と述べた。

「ですから、予防が重要なのです。効果的なワクチン接種が可能です」とラジーブ博士は述べた。