アルゼンチンで「西部馬脳炎ウイルス」の感染が拡大。5人が死亡

 

西部馬脳炎とは以下のような感染症のようです。

> 自然界では、イエカと鳥の間で感染環が維持されている。ヒトへの感染もイエカの刺咬による。潜伏期間は5~10日であり、 頭痛、発熱、情緒不安、振戦、易興奮性、項部硬直、羞明、ときに異常な精神状態などがみられる。脳炎を生じると意識障害、 弛緩性/痙性麻痺がみられる。特に乳児では急速な経過を取り、固縮、痙攣、泉門膨隆などがみられ、生残者の 60%以上で脳に障害を残し、 進行性の知能発育不全をきたす。年長になるほど回復は早く、通常は5~10日で回復する。 厚生労働省


アルゼンチン、馬脳炎による5人の死亡を確認

bignewsnetwork.com 2021/01/29

Argentina confirms 5 human deaths from equine encephalitis

アルゼンチン保健省は 1月28日、南米 24州のうち 5州で 39人の西部馬脳炎ウイルス感染者が登録され、5人の死亡が確認されたと報告した。

感染者は主に国の中部地域に集中しており、感染者 39人のうち 38人はブエノスアイレス、サンタフェ、エントレ・リオス、コルドバの各州で記録され、1人は北部のサンティアゴ・デル・エステロ州で発生した。

同省によると、いずれの症例も入院が必要で、患者の平均年齢は 55歳で、最高齢は 81歳、最年少は生後 9か月だった。

このウイルスは、感染した蚊に刺されることによって主に農村部で伝染する。

人間の場合、ほとんどの症例は無症状であるか、発熱、疲労、筋肉痛、全身倦怠感などの軽い症状を示すことが多い。