犬の謎の呼吸器疾患が米国のさらに多くの州に拡大
KPVI 2024/01/30
Mystery Respiratory Illness Among Dogs Spreads to More US States
ニューズウィークが、全米の犬が非定型犬感染性呼吸器疾患複合体(aCIRDC)と呼ばれる謎の病気に罹患していると報じた。
現在少なくとも 19の州で報告されている aCIRDC の原因は不明のままだ。
最近では、メイン州、ノースダコタ州、テキサス州でも症例が報告されている。症例を報告している他の州には、ワシントン州、バーモント州、ロードアイランド州、ペンシルバニア州、オレゴン州、ネバダ州などが含まれる。
アメリカ農務省動植物衛生検査局の広報担当者は、「まれに急速に死に至る犬の呼吸器疾患の報告に関して、現在複数の州の動物衛生当局および診断研究所と協力しています」と述べた。
広報担当のマイク・ステピエン氏はニューズウィークに対し、当局は「病気の原因をまだ明確に特定していない」と語った。
この謎の病気は 2023年初めにオレゴン州で初めて報告され、主にポートランド地域周辺で 200件以上の報告があった。原因不明の病気の影響で、病気の蔓延を懸念して毎年恒例のいくつかの犬のイベントが中止され、保健当局は飼い主に対し犬の交流を制限するよう警告した。
症状には、くしゃみ、涙目、咳、発熱、倦怠感などが含まれると報告されており、より極端な場合は肺炎を引き起こし、死に至る場合もある。
しかし、現段階で極度に警戒する必要はないと獣医師は言う。